大手企業からの引き合いを、自慢で終わらせない。自社へ応用する3つの質問
※この記事のケースは、複数の相談で見られる典型的な状況を、企業が特定されない形で再構成したものです。
「大手企業からの引き合いを、自慢で終わらせない」というケースから、自社へ持ち帰るのは施策ではなく問いです。
たとえば担当者が技術に興味を持っても、品質保証や購買が判断できる情報がなければ社内では止まります。最初の閲覧者だけでなく、その先で資料を読む人まで想像します。
問い合わせの中身を次へ残す
担当者が最初に尋ねたことと、その後に別部署から加わった質問を分けて記録します。次のページでは、社内回覧の途中で止まった一問へ先回りします。
- 最初の質問
- 別部署からの追加確認
- 回答に時間がかかった項目
自社へ応用する三つの質問
- お客様は、問い合わせや社内説明の前に何を不安に感じているか
- その不安へ、自社のどの事例・条件・工程で答えられるか
- 一ページで試すなら、どの入口を直し、どんな反応を記録するか
答えは、社内の直近一件から探す
用途、対応範囲、実績、問い合わせ後の流れを一貫させるという方向を仮説にし、営業・現場・品質担当へ同じ案件を聞きます。答えの違いも材料です。
小さく試し、自社の数字を残す
一製品の一段落を直し、問い合わせ内容、図面添付、最初の確認事項を一か月記録します。
他社の結果ではなく、自社で起きた小さな変化が次の記事の事例になります。
自社で試す前に確認すること
営業が口頭で補った場面を思い出し、「成功・失敗事例研究」の観点で営業担当者と「自社と事例の違い」「施策が効いた条件」を順に確認し、答えを一枚へ整理します。
- 自社と事例の違い
- 施策が効いた条件
- 結果が出る前の相手の不安
実行後は次回へ残した学びだけでなく自社で試した一つの変更も記録し、次の改訂日をその場で決めます。
ここでのお客様目線は、成功数字より、相手が動けなかった理由を読むことであり、同時に他社の数字を自社の約束にしないことです。

